コロナウイルスのワクチンが続々発表されている。医療大国日本と言われている日本ではなく、「ファイザー」「モデルナ」「バイオテック」などなどアメリカ企業から販売されている。中国chinaやロシアでも、どんどんワクチンが開発されている。
また・・・
コメンテーターの辛坊さんがある番組で「日本は海外、特に欧米と比較してコロナの影響は非常に軽い、死亡率に至っては1/40というレベルにある。なのに、経済ダメージ特にCDPの落ち込みは世界でもトップクラスに酷い。他の国と比較しても相当の対策費用(政府支援)を行なっているのにも関わらず。その後の経済回復も弱い。これは一体どういったことなのか?」
要約すると・・・
日本はコロナによる経済ダメージが世界No.1といっていいほどのダメージがあるということ。さらに、その回復力が相当弱いんじゃないのか?という事。
2020.04~06月CDP下落率
・日本 -28.1%
・アメリカ -32.0%
・ ユーロ圏 -40%
2020.07~09月GDP回復率
・日本 +18.3%
・アメリカ +33%
・ユーロ圏 +61%
これらの数字に加えて世界の多くが経済成長がマイナスの中、中国はコロナ禍の中でもGDPを成長(+1.8%)し続けている。
こういった数字、データから「なぜ?日本だけ完全に出遅れているのか?」
僕は何も政府が悪いとか企業が悪いとかそういった事を言いたくてこの数字を出したのではありません。大企業では早期退職や早期リストラ、ANAに代表されるような出向など、多くの企業が赤字を抱え、コロナ借り入れ「債務」が莫大に増えています。その多くがおそらくは不良債権と呼ばれる、「返済される見込みのない債券」になります。
私たちが大丈夫と思っている日本は現在、そんな状態なわけですよ。経営コンサルとして、経営相談に乗っている中で1番心配になるのは、1人の経営者として周りの人に相談して、自分はこれでいいんだ!という判断を下して、成長を止めて満足してしまう現象。これが今1番リスクのある判断だと僕は思っています。
僕らが知らないところで世界の天才たちは、日々切磋琢磨しているわけです。天才でもない僕らが彼らと張り合おうと思うのであれば、自らの成長を止めるなんてことはあり得ない・・と思うはずです。