(株)牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

スマートシティ構想・・自動運転システム、MaaSなどを実現し、それを利用開始することで新しい住みやすい都市を構想する計画。
このスマートシティ構想の要が「MaaS(マース)『モビリティ・アズ・ア・サービス』」公共交通機関などの移動手段そのものがネットに繋がり、交通手段そのものが1つのサービスとなる新たな移動の概念。一例を挙げると、月6,000円でどんな移動手段でも乗り放題。その管理をネットシステムが行うというもの。

このスマートシティ構想はトヨタ自動車が中心となって静岡県で行うという、日本では初めての試みですが!ですが!なんと、台湾・高雄市というところでこのMaaSプロジェクトが開始されています。その解説をしたいと思います。

「高雄市」は台湾第3の都市で人口150万人都市で(札幌市195万人)周辺地域も合わせると、約277万人にもなる。市内の移動手段は、鉄道、フェリー、地下鉄、バス、ライトレール(路面電車)、シェア自電車、タクシーなどなどで、現状の日本と一緒。しかし、大きく違うのがその移動手段のMaaSアプリ「Men-Go(メンゴー)」これは、先程の交通手段と連携を取ることで、目的地への最速ルート検索が可能ということ、また乗り放題チケット「Men-GO」から買うことで、月額6,000円で地下鉄、路面電車、バスが乗り放題、シェアサイクルは30分無料、フェリーは月4回まで無料、タクシーは600台湾ドルポイント配布という、その他にも使用する頻度に応じて、自分に合ったプランを選択できるという日本ではあり得ないような移動手段アプリが存在しているわけです。

さらに驚くべきは、この「Men-GO」を使ってもらうことで、その移動手段のデータを採取、ビックデータ化してそれぞれどの交通手段を取ることが多いのか?などのデータから時間、本数などを調整することまで可能としています。そういったことにより、移動費の削減と交通事業者(地下鉄、バス会社)の利益も増えた、ということがわかっています。

なんとこの「Men-GO」プロジェクト、2017年から開始されているそうです。

そりゃね〜〜、日本でも始めますよね!