(株)牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

フィンテック(ファイナンシャルテクノロジー)。
つまり、金融とITの融合ということです。最近言われているキャッシュレスがこの流れなわけですが・・・よく質問されます。日本政府も給料自体も電子マネーで渡せないのか?という議論も起きています。
でも、多くのヒトは「そんなに便利なのか?」「現金こそ有り難みがある」という反応でしょうか?詳しく解説します。

フィンテック最新といえば、アメリカと中国でしょう。アメリカでは今アップルカード、中国ではアリペイとウイチャットペイの2強状態。なぜ、そんなに普及しているのか?
アップルカードは、どこで買っても1%引きになるカードで、さらにアップルペイと併用すれば2%引き、アップルと提携しているお店やショップでは3%引きになるのです。カードを持っているだけで・・・さらには、年会費、発行手数料も無料。そんな状態ですから、顧客はお店に「Apple Payは使えますか?」と聞きます。それによって、お店側はApple Payを導入しなくちゃとなり、導入店が増えている状態です。
アップルは、金融で儲からなくても構わないというスタンスです。他のアップル製品のデバイスを買ってくれれば、そこで収益は回収できるというスタンスなわけです。

顧客が望むモノをどこまで提供できるのか?カードを使うことでお店側が手数料3%負担している、5%負担しているなんてことを考えている顧客は1人もいません。便利でお得に利用できるのか?どうか、それだけになります。
これは、中国のアリババもテンセントも同じです。

さらには、金融はITとめちゃくちゃ相性が良いので、これから先どんどん加速していくでしょう。間違いなく、ATMの維持費(1機 年間360万円)に比べたら、アプリ管理で自前の全てのATMを撤去できるのです。一部コンビニと提携さえすれば良いはなしですね。

2021年4月段階で、まだアップルカードが日本には導入されていません。早く導入されると良いですね!