㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
今回はいつもと違って明日役に立つビジネス知識ではなく、ちょっとメンタルちっくな話しをしようと思います。
あの有名な・・読んだことある人は少ないと思いますがアドラー心理学の本「嫌われる勇気」でも書いてある通り、ヒトは論理的に考えるよりも感情的に考えてしまう割合の方が多いとあります。確かにその通りです。その判断が正しいのか?どうかよりも、その判断によって1人でも悲しむ人がいれば「それは間違っているんじゃないのか?」と非難されます。経営者がビジネスとして、論理的に正しいと判断したことでも、「それは本当に成功するのか?」という、全く価値基準が違う判断をされてしまうということがよくあります。
そうやって周りに流された結果は。そのほとんどが失敗します。そして、自分が不幸になります。だからこそ、自分が「正しい」と思うことを実行しなさい!というのが、この「嫌われる勇気」の内容です。もちろん自分よがりの我が儘を貫け・・という話しではありません。そんな低次元の話しではありません。
例えば、サラリーマンの営業時代こんなことがありました。大口取引を決める時に悩んで悩んで、それでもどうしたらいいか分からず、先輩に相談しまくりました。支店の枠を超えて、相談して、そして答えっぽいアドバイスをもらって実践してみたら、結果 大失敗しました・・ということがありました。この反省点は2つ、相談しても解決しないことを相談するという愚行が1つ、どうやっても自分で考えるしかなかったのです。そこから逃げることはできないのです。もう1つ、人からの受け売りという、真剣度が下がる行為をしたこと、どこかで「アドバイス通りにやれば自分は悪くない」という気持ちが働いたのでしょう。
この反省点を活かして実行すれば、それは周りからは「ヒトのアドバイスを聞かないやつ」「勝手な行動をするやつ」という評価をされます。実際に、そういう扱いをされていたように感じていました。酪農経営ではこの周りが家族や社員になるかもしれません・・でも、自分の中での確固たるビジョンがあれば、「嫌われる勇気」ということです。
これから先間違いなく「頭を使わない」と生き残れません。