㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

一時期、飲食業界では珍しくホワイト企業と言われていた「富士そば」が実はブラック企業だった・・という話しについて

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2016年の記事
飲食業界といえば、低賃金・長時間労働・人海戦術と3Kとも匹敵するような状態である事は誰もが理解できる話し。その中でも、富士そばはホワイト企業としてこうして記事に取り上げられ、儲かった利益は従業員へ還元されるし、休みは週休2日、年末年始は誰もが休める・・という風に記事には書かれていました。

ところが・・・

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最近2020年になって、幹部が不当に解雇されたとして裁判を起こしてこういった事実が明るみになりました。元々飲食店経営とはブラック労働が前提のシステムであること。労働時間が8時間に対して営業時間が8時間以上ともなれば、その仕込みを入れれば必然として時間を超えるのは明らかです。居酒屋チェーン和民なんかその代表で、労働者の長時間労働によって支えられているわけです。カフェチェーンの、スターバックスも従業員には若い人しかいないのも、普通の家族持ちではあの給料では働けないからです。カッコいいとかオシャレで、若者を集めているに過ぎません。飲食店経営とはこういうビジネスモデルという事です。

これと似たようなところが酪農の雇用にも起こっています。どうしても労働時間は不安定で、相手(牛や天気)によって左右されるところが必ずあります。ホワイト企業を目指そうとして、ブラックに行着くのが単純なストーリーですね。そこでいくら隠蔽しても富士そばの二の舞です。いつか、バレます。世間ではなく、雇用している従業員にです。では、どうすればいいのか?・・それを考えるのが経営者の仕事になります。