㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

今度、1万円札になる渋沢栄一。彼の本、「論語と算盤(ロンゴとソロバン)」を読んで

有名な著書「論語と算盤」を現代語訳した、わかりやすい本を読んでみた。内容は、読む前からある程度分かっていた・・YouTubeとかで聞いていた・・のだが、読んでみるとサクサクと読みやすかった。
「論語」=「道徳」と「算盤」=「経済合理性」、つまり、社会的大義と利益はどちらかに偏りすぎてもいけないというような内容である。どちらか片一方、つまり、今流行りのSDGsやESGなどの社会大義、環境問題などの社会的正義だけでは、利益がなければ続けることはできないし、利益だけを追い続けていてもそれでは、誰もついてこないし、いつか経済としても成り立たなくなるよ・・という内容であった。

言っていること、話している内容、まだ半分しか読めていないが、大体の内容を理解できる。

ただし!

その一方で、これだけまともなことを言う人物が、私生活ははちゃめちゃだった。何人も女遊びをして、出てくる出てくる女の影状態。「英雄色を好む」ってことなんでしょうか?渋沢栄一の女事情を考えると、ふと経営の神様、松下幸之助のお妾さん問題も気になる。ヒトはどこか善とするべきところがあれば、欠点となるべき短所もあるということなのか?

論語と算盤、どちらかというと論語の話しが多かったですが、お時間がある方は一読の価値はあると思います。