㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

経営者の差がなんで生じるのか?能力自体に差なんてない。

経営者の差。事業を安定させることができるのか、事業を発展させることができるのか?それとも、残念ながら事業を破綻させるのか?それに対して、経営者の能力の差なんて関係がない。
経営者がどう行動したのか?何をしたのか?「行動力」によって変わる、という事です。

では、この行動力は何で変わるのか?

それは、長期ビジョンを持てるのか?どうかです。
長期ビジョンとは、なんのことなのか?
自分の経営の30年後にどうなっていたいのか?ということ。
チェーンストア経営を推奨していた渥美先生は、30年後の長期ビジョンの場合は、「今の100倍の事業規模を目指せ!」とアドバイスしています。
今の売上が1億円なら、100億円を目指せ!・・これが最低ラインだと言うのです。

これを聞くと、ほとんどのヒトが「そりゃあ、無理だ・・」となるわけですよね。

なんで?無理だ と思うのか・・それは、今のやり方で100倍を実現しようとすればそれは、無理だ となるわけです。つまり、今までと考え方もやり方も何もかも変えなくては、実現不可能なわけです。
この、実現不可能なことに挑戦することが、経営者に求められる資質です。

今、売上1億であれば2億に増やすのに、5年、10年かかる。
そんなペースで果たして、30年後に100億円は無理。
「じゃあ、どうする?」
ここから真の経営が始まるというわけです。

今までの「手作業」が主体のやり方ではダメだ
今いる人材では不可能だ
今の施設では足りない
今の資金力では足りない
・・・これら全てを根っこから改変し、優先順位をつけ実行していく

自分に叶えられそうな目標では、意味がないのです。
意味がないというのは、自分の成長がない、ということです。
日本の経済がイマイチ上手くいってないのは、脱成長だ!と生ぬるいことを言っているからです。
自分は小学生の学力があれば十分だ!と叫んでも、世間は中学、高校、大学レベルの知識を求めてくる、それが環境です。
皆さんもぜひ、自分の長期ビジョンを探してみてはいかがでしょうか。