㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

自動運転の未来に関して

元ネタCES 2022:農機大手のジョンディアは、AIで動く「完全自動運転トラクター」で農業に革新をもたらすか農機大手のジョンディアが、自律走行する完全自動運転トラクターを「CES 2022」で発表した。農家の負担軽減が期待される一wired.jp

ジョンディア「8R」では、6対のステレオカメラと「AI」を搭載した、周辺の環境を認識して「自立走行」する。
このトラクターは、ルートと座標さえ入力すれば、自力で農地までいき、直接の指示がなくても、耕したり、播種を開始できるスペックが搭載されている。
もちろん、スマホからアプリを通して指示もできる。

やはり、予想していた通り、圧倒的「データ」量を駆使して、世界No.1のトラクターメーカー(ディアカンパニー)として、この会社には世界中のトラクターの情報と農地の情報が集まるために、圧倒的なAI精度が実現可能になる。
と、僕も予想していた通り。
ジョンディアのCTO(最高技術責任者)も、自信を持ってお薦めするというような発言をしている。

値段もゴツい。(9,200万円)

8Rでは、カメラが認識した情報を、クラウドで繋がったアルゴリズムと分析を開始して、作業を進めることができる。さらには、作業中に合わせて、「土壌中」のデータも採取していくという。硬度、水分、浸透圧などなど、さまざまなデータから更にアルゴリズムにかけていく。

懸念材料がまた、笑えてくる。
「農家がアプリに頼りきりになり、自分で考えることを放棄していくのではないか?」正直、そこまでいけたら、率直に凄いと言わざるを得ない。さらには、ジョンディアなど各メーカーのアプリのオプション利用のために、課金し続けるのでは?という、懸念まである。

もう未来は提示されている。日本でこれが当たり前になるまで10年以上かかるであろう。10年後、日本でも完全自立型が動き出すであろう。