㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

DX(デジタルトランスフォーメーション)がが浸透しない日本について話し合う番組内でのことについて

先日、ある番組を見ていたところ、僕個人としてはかなりの衝撃を受けた発言内容があったので、共有しておきたい。

それは、日本が海外と比べてDX=デジタル化が遅れている・・という内容の番組だった。その中でも特に、40代の意識の低さが問題視されていた。
これは、酪農業界の中にも同じようなヒトがたくさんいるんじゃないのか?と思う。データが下にある。

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40代で、およそ4割の人間が関わりたくない・・と発言している。なので、未だに大企業などでは、係長のハンコ、課長のハンコ、部長のハンコ、役員のハンコ、という謎の時間がかかる。そして、こういったヒトはアナログの重要性を説く。つまり、部下がこの書類に関して、自信があるのか?という、内容と一切関係のない基準で判断している。

DX化の狙いは、こういった管理職の削減にある。今までヒトが管理しなくてはならないモノを、デジタル(システム)で管理していくのである。このデジタルで管理するということにも、拒否反応がある。人情がない、温もりがない、という理屈である。その最たる発言が次である。

会社(事業)とは、どれだけ少ないリソースで多くの利益を生み出すのか?というのが、使命であり、目的である。その手段を、どうするのか?という話しでもある。コンピュータとか、ソフトとか、機械とか、はただの道具である。
「これらの、道具が苦手だ・・と言うのなら、会社から退場するしかない。辞めてくれ・・ということです」
「厳しいですね(かわいそう)」

この、厳しいですね・・・何が?厳しいのか、さっぱり僕には分かりません。

会社や事業は、学校じゃありません。親切丁寧に、分かるまで徹底的に教える・・なんてことはしません。それが厳しいのなら、受験なんてもっと厳しいんじゃないのか?
もっと悲惨なのは、そういう「厳しい人材」の部下です。
非効率なことをずっとやらされ続ける部下の方が、よっぽど辛いと思われます。

ましてや、会社のトップである社長が・・・そんなことありませんよね?