㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

経営を維持するのですら、難しい特にB to C事業であれば、経営者の資質に関係なく、経営を維持するのすら難しい。

経営者がまず自分の経営に向き合うことは「経営を維持する」これが最重要である。これは、経営者自身の資質に左右されるのはもちろん、環境の変化にも対応できる・・とならなくてはいけない。
特に、飲食店経営の場合、テレビやメディアで宣伝されれば、一時お客さんが増える。売れる。ところが、その効果も薄れてくると、途端に売れなくなる。そして潰れる。そんな飲食店はザラにある。

では、経営を維持するために、経営者は何を意識すべきなのか?それは「キャッシュフロー」である。経営における全ての行動は、このキャッシュを増やすためにはどうするのか?を考えるのが第一なのである。
利益を求めるのはその先にあるのが、「キャッシュ」を増やすためである。
赤字だから潰れるのではない。手元のキャッシュが尽きるから、潰れるのである。

さらには、手元のお金が少なくなると、経営者の思考もおかしくなる。なんてことのない冷静な判断もできなくなる。

キャッシュを増やす戦略はどんな経営者でも1番悩むところである。
では、どうしたらキャッシュが増えるのか?
これを考えるのが、経営者の仕事である。
自分の資産を、現金に変えるのがいいのか?
支払いを遅らせる方法はないのか?
利益を出して、そこからキャッシュを作るのか?

誰でも思いつく方法は、お金を使わないことである。つまり、投資を止める方法である。今、全ての投資を止めれば、手元の現金が増える。餌を買わない、機械を買わない、牛を買わない、ないないでいけば、手元のキャッシュが増える。
でも、そんなことをする経営者はいない。むしろ、来月のために来年のために、投資を増やしたい。

つまり、経営とは手元のキャッシュと未来の投資をどうコントロールするかなのである。