㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

代替肉、代替ミルク、代替卵などの代替食品分野を「アグリ・フードテック」と呼ぶ

アグリ・フードテックは、SDGsや環境問題に興味のある海外若者を中心に今後も成長すると見込まれている。その代表的な企業として、アメリカの「ビヨンドミート」やスウェーデンの「オートリー」が挙げられる。そういった企業の株価は、一時は爆上がりを見せた後、最近では相当落ち込んできている。これはどういうことか。

2021年のアグリ・フードテック企業の資金調達額は、およそ3.5兆円にまで増えている。これは、世界規模の食肉市場が200兆円市場規模と言われている中で、確実に増えている。
その中でも、やっぱり代替肉の市場への投資が多い。代替肉は
・植物系の代替
・培養系の代替
に分けられ、ごく少数の昆虫系がある。

画像1を拡大表示

さらに、既存のスーパー系大企業、ウォルマートやスターバックス、バーガーキングなどと協業して、市場への拡大を進めている。

もう、技術がどうのこうのよりも既に、マーケティングの段階にまできているということ。後発の企業では、なかなか入れない状況、レッドオーシャンの段階にまできているとの分析結果がある。

つまり、アグリ・フードテックの代替食品分野が「安く、簡単に、量産できる」という段階にある。

一方、「培養肉」分野に関しては、今1番可能性の高い企業が「アップサイド・フーズ」。同社は、2017年に人工鶏肉の製造に成功している。先ほどの表のように、将来的に我々が購入できるレベルにまで、単価が下がるだろうと言われています。
ちょっと変わり種で、日本のアグリ・フードテック企業で「インテグリカルチャー」という会社があります。ここは、世界初のフォアグラの人口培養に成功しています。もちろん、フォアグラ以外の食肉も培養可能です。日本にもこういった企業はあります。

さらには、もうちょっと付け加えるのであれば、「ゲノム編集」もあります。
筋肉部位を増量した「22世紀鯛」も有名ですね。さらには、高成長トラフグ「22世紀フグ」の販売も開始されています。

今後、どういった形で市場で流通されるのか、またそれらが既存の産業をどこまで脅かすのか・・・