㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

経営者として、投資をしてその道のプロに依頼する時に気をつけるべきこと

あるコンサルタントの本を読んでいて、かなり共感できた内容があるので共有しようと思います。

経営者が成功できる要因の1つに、「どれだけ自分の周りに優秀な人材を揃えることができるのか?」という持論が僕にはあります。どれだけ自分が優秀だとしても、経営していく上で様々な事象が必要であり、それら全てを1人でこなすことはできないからです。
例えば、税理士にお願いして税金の計算をお願いする、牛の飼料設計をしてもらうなどです。他にもいっぱいありますね。それらは昔から「餅は餅屋」という言葉とおり、プロがいるのです。
そのプロを見極めて、そのプロをどれだけ周りに用意できるのか?が、経営者の能力だと思っています。安い高いではありません。むしろ、優秀な人は安い仕事はしません。

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でも実際には、相手の能力を100%引き出せている投資家(経営者)は多くありません。お金を払っていながら、それにふさわしいサービスが受けられないなんて勿体ないと思いませんか?実は、その原因は投資家(経営者)サイドにあります。
相手は、精一杯のサービスをしようとしているのに、投資家側がそれを拒んでいるケースです。ところが、当事者は、自分がサービスを拒んでいるとは夢にも思っていません。
どういうことかというと、そういう人はお金を払っていながら相手の提案を受け入れず、自分の趣味を押し付けてしまっていんです。「大金を出しているんだから、口も出さなきゃ損」とばかりに文句を言う人がいますが、そんなことをしていたら相手との信頼関係は崩れてしまいます。
もしも、口うるさく文句を言わなければきちんとした仕事をしてもらえない・・という場合は、投資先選びが間違っているのです。
一流のサービスであれば、あなたが丸投げしたときほど、その信頼に応えようと力を尽くしてくれるものです。

経営者の仕事は、あくまで投資先を選ぶことです。そして、相手を選んだら、あとは信用して任せなければいけません。もしも、相手の提案を受け入れられないのであれば、わざわざお金を払って依頼する必要なんてないのです。

特に気をつけたいのが、相手と自分の価値観が異なっている場合です。
実は、価値観が違えば違うほど、受け入れた時に良い結果が出るのです。
なぜか?そうした提案は、あなたが「違う」と思ったように、他の経営者も違うと思ってやっていないことだからです。

違う価値観を受け入れるということは、自分の会社に新しい可能性を生む行為なのです。お金を払うと決めたら、相手を立てて、価値観も全て受け入れて、相手の持っているノウハウをできるだけたくさん引き出せる、素直でかわいいお客さんになってください。

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という訳です。経営者1人で「俺はすごい」なんて威張っていても、1人でできることなんて知れています。もちろん、それで満足できるのなら、それで良いと思いますが・・・そうじゃないという人は、ぜひ、参考にしてみてください。