㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
あのイーロンマスクは、上司としては・・・
イーロンマスクは、ワーカホリックとして有名である。その仕事ぶりにどんなに優秀な人材でもついていけない・・と潰された人間も多いという話し。
イーロンは、相手によって、関心によって、その日によってヒーローにも悪役にもなり得ます。多くの人が彼を、「白か黒」のキャラクターに判定したがります。しかし、彼の行動には、グレーな部分が多くあります。
信じられないほど魅力的になる一方、恐ろしい暴君にもなる。本当に状況次第で、予測不可能な人物だと言えます。
多くの人がイーロンのことをスーパーヒーローだと考えたがる。
そもそもテスラの創業初期、電気自動車を作る会社で働くというのはリスクしかなかった。当時のテスラには、資金的な余裕なんてなかったので、アップルやグーグルのように高額報酬を支払うことはできません。
だからこそ、ストックオプション(株)のリターンに賭けて、「宇宙船マスク号」に乗り込んだ。
多くの人が、世界を変えられる自動車会社を作ろうという気にさせられました。
イーロンは、ギャンブラーのように賭け続ける。もし勝てないのであれば、勝てるように変化させる。
「ナノマネジメント」の経営だと自負しているそうです。
細部まで細かくマネジメントするということです。
それが、幹部も含め、現場の人間も含め、全ての人を疲弊させる・・というのです。ちなみに、テスラの労働時間は1日10時間です。
テスラの初期型「モデルS」のチーフエンジニアだった、ピーター・ローリンソンは、モデルS発売の1ヶ月前にやめています。
モデルSの設計やコストが折り合わず、どんどん計画が遅れ、イーロンはいらつきました。
ある日のランチで、ローリンソンは優先順位をどうつけるのか?というプレゼンをイーロンの前でしたところ、「今まで見た中で最も馬鹿げたプレゼンだ」と激怒したそうです。イーロンからすると、優先順位ではなく、全てを優先させろ!ということです。
こうやって、優秀な経営者は、こういった激昂の逸話が多くあります。スティーブ・ジョブズもそうだし、柳井さんもそうだし、永守さんもそうだし、みんな自分が求めているギャップに苦しんでいるということですね。