㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

会社を組織として考えた場合

会社の組織が大きくなってくると、いよいよ部下の中にも上司と部下という関係性が出てくる。その中では、部署が増えてくる。通常の会社であれば、第一営業係、第二営業係、といった感じだ。酪農経営でいえば、搾乳部門、哺育部門、育成部門といった形だろう。
その部署のリーダー(マネージャー)は、他部署のやり方に口を出してはいけない・・・これが徹底されているか。

組織の中で、結局は誰が責任を取るのか?ということが重要である。
よくある、他部署に口は出すが、その発言自体するのは簡単であり、限られたリソースの中で、結果に対して誰が責任を取るのか?と言えば、間違いなくその部署の責任者である。よって、その部署の責任者が、やり方を決めるべきである。他者がとやかく言う問題ではない。
無責任な立場から意見を言うのは簡単であり、気分が良いものなのだろうが、その責任者はあなたではないので、アドバイスを求められてからするものである。

この話しを聞いて、ふと考えた。
これはまさしく、今の酪農状況と似ている。責任者は間違いなく存在している。余った乳製品を在庫しているのは誰なのか?これは間違いなく乳業メーカーである。でも、責任が一切ない外野があーでもない、こーでもない、と言う。
この構造は間違いなく、今起こっていることである。自分が責任が取れない分野
に口を出すべきではない。
今自分の経営に必要と思われることを、自らやるものである。

先日もこんな話しがあった。
農業は守られるべきものなのか・・・・
その答えはここに書くつもりはない。皆さん自身が個々で考えてみてほしい。
ヒントだけ与えるとすれば、農業は公共事業なのか、ビジネスなのか、ということである。