㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

人を雇用しているしていないに関わらず、経営していく上での基本的思考として、この「任せて任さず」というのは、同じミスを繰り返さないために重要になってきます。
よく聞く話しが、「業者に言っていたのに」「〇〇に言ってあるから」と、任せたのに、やっていなかった・・と怒る方がいますが、これが根本的な考えが間違っています。この場合、任せたのではなく・・放置していたのです。経営者の責任を放棄していると言っていいでしょう。

頼んでいた仕事をやってくれなかった損害は、誰が責任を負うのでしょうか。それは、経営者であるあなた自身です。これは、その頼んだ人間の能力とかそういった問題ではなく、経営者が背負うべき責任を放棄すべきではないということなのです。

先ほどの事例でも、一言、メールでもLINEでも「どうなりましたか?」と言うだけで解決する問題です。ビジネスの上では、発注側が偉いとかではなく、ミスをどうしたら防げるのか?を軸に考えるべきであって、偉いとか偉くないとか関係ないわけです。困るのが自分であるのなら、間違いなく確認すべきです。

これは、従業員に対しても同じで、「任せる」と「放置」を混同してはいけません。最終確認をする人間が必ず必要だと言うことです。このチェック作業というのも、本来誰でもできる仕事です。ゆっくり落ち着けば、誰でもできる仕事です。ですが、ミスを防ぐという意味ではものすごい重要なことでもあります。このミス1つで、数十万円、数百万円の損害を起こす可能性があるわけです。
さらに、この「任せた=放置」に気づかなければ、そのままそのミスを垂れ流しにするわけです。それでは、経営が良くなることはありません。