㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

常々、不思議なことがあります。
一般的な感覚キャッシュフローを理解した経営者では、見る視点が違います。
その一例として
プライベートでお金を使っている・・つまり、外車を乗り回し、良い時計をして、旅行も沢山言っている経営者をみんな「お金を持っている」「経営が良い」と認識し、
事業に投資をしている・・・つまり、牛舎や作業機械、さらには、経営に多額の投資をしている経営者を「潰れる、お金がない」「あいつは金を使いすぎている」「経営が悪い」と、風に、考える傾向があるように思います。

あなたの周りに、こういった方がいると思うし、こういった間違った思考の方も多いと思います。もしかしたら、このプライベートで散財している経営者を羨ましく思う方も多いかもしれません。
・・・・が、この認識は間違っています。
冷静に考えてください。
プライベートでいくら使っても、それはただの浪費であり、リターンがあるわけではありません。
事業に対する投資は、それがどんな形であれ、リターンがあるわけです。リターンの金額の大小はもちろんありますが。

結果、事業に投資をした方がリターンがあるので、当然のごとく良い経営です。

こんな反論があるかもしれません
「本当に金持ちかも、お金が余っているかもしれないじゃないか!」
では、聞きますが、今自分の経営で事業に欲しい機械など、全くないのでしょうか? それがあれば、もっと早く、もっと便利に仕事ができる、でも、おそらくプライベートに使っている経営者は、事業に投資できていません。それが、真実です。
この事業に必要な資金(お金)は、自分の経営目線で見ても、いくらあっても足りません。思い浮かべてください・・金があれば・・・ではないですか?

では、なぜ、プライベートで使ってしまうのでしょうか。これは、「ご褒美反動」だろうと思います。いつも忙しい。いつも頑張っている。そんな中、ちょっとくらいご褒美があっても・・・ではないかと。
僕の知っている酪農経営者の方で、もう50近いのですが、スキーの1級検定を取るために遠くまで受験に行っている方がいます(全部で100万円以上かかるでしょう)。もちろん、プライベートでいくら使おうが個人の自由です。ですが、そんなお金があるなら、自分の事業に使うべきではないでしょうか?といつも疑問に思っています。その方が、結果、自分、自分の経営、家族が幸せになるのに・・