㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

デービットアトキンソンの給料を上げる本・・を読んだ感想で

これから先、生産労働人口、つまり、働く世代人口は減っていく。高齢化社会になるとはそいういうことで、1990年代の出生数が270万人だったのが、現在80万人になっているので、まあ、減っていくわけですよ。
そうなると、税金を払う世代は減って、税金を貰う世代が増える、わけです。
そうなれば、今の税金はこれからまだまだ上がっていくわけです。
社会保険、所得税、消費税、〜〜税、まだまだ上がっていくわけです。
だから、同じ年収でも、手取り給与はまだまだ下がっていくということが書かれていました。

その中で、絶対に付いていってはいけない社長が書かれていて、面白いと思ったので、紹介します。
1つ目

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「売上を増やそうとしない」社長にはついていくな・・
社員や従業員にももちろん、生活があるわけです。結婚したり、子供を産んだり、その子供が成長すればそれに伴って、小学生、中学生、高校生、大学生と教育費も当然かかるわけです。彼らの人生プランに、年収が下がる・・という未来はあり得ないわけです。
ここで、社員の給料は「会社の利益」から発生しているというわけです。
つまり、会社の利益が年々増えていく会社でなければ、社員が安心して働ける会社じゃないという・・ごくごく当たり前の事実です。

2つ目

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「生産性」とは、ごくごく簡単に言えば、粗利益のことです。売上から原価を引いたもの。
これも同じ話しで、利益を増やしていく会社でなければ、社員の人生プランは達成できないわけです。

ですが、ほとんどの小規模零細は、現状維持の発想ですよね?

だから、当然、そんなところには、世の中からあぶれたような人材しか来ません。
そして、世の中に「良い人材」がいないと、文句を言っている。
はっきり言いますけど、あなたに都合の良い奴隷はいないわけです。
自分が経営者として、社員に対して、人生プランを提案できない、保証できないのに、「給料はあげない」「利益は増やさない」「売上は増やさない」という経営で、優秀な人材が欲しい、来るわけないです。
40歳過ぎて、独身で、ポーっとしているような人でもいいのであれば、いいですが・・・それは、おそらくあなたが求める人材ではないですよね?であるなら、経営者として、考えなくちゃいけませんよ。

優秀な若者が、本当に20年と働きたい会社なのか?自問自答してみるといいと思います。