㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

創業当初はその自信さえもお粉々にされ、心がペシャンコになるような思いをした。最大の難関はやはり資金調達、「お金」である。
創業当時、銀行に融資を申し込みに行ったところ、まるで相手にされないのだ。それどころか変人扱いされるような仕打ちを受けた。どんな立派な経営理念があっても、「当社はまだ何もしておりません。これから会社を作っていくんです。技術には自信があります」という会社に融資してくれるほど金融機関は甘くない。
創業期は誰しも多かれ少なかれお金で屈辱を味わうだろう。

「経営とお金の原則」永守

創業したての頃、何か新しいチャレンジをしなくてはならなくなった時、必ず融資相談がある。その時、初めて、相手に金融屋としての顔が出てくる。ふわふわと結論のでない話しの結果、やんわりと断られ・・・もはやどうしていいか?すら分からない状態になったりもする。
嫌な思いをした人も多いだろう。自分の思い通りにいかない歯痒さもあるだろう。

これは自戒を込めて言うが、それが当然の結果とも言える。
成功するかどうか分からないのに、融資する・・というのは相手にも相当の勇気がいる行為である。相手にもリスクがあるのである。そのリスクを相手にだけ負わせる、そんな行動では、決して融資は降りない。諦めたり、自信のないそぶりを見せたり、そうした1つ1つの行動が相手をどれだけ不安にさせるか・・
融資が下りないのは、自分の経営の結果なのだ・・と思えるか。
今は降りない・・・では、次これは?次これは?必死に諦めず、考え行動することでしか、変わることはない。

不況だから、先行き不安だから、事実だけ言えば、これらは全て「いつも」そうである。日本は今まで30年間不況だったし、先行きはいつまでたっても不安である。これらは、本当の理由ではない。

改めて思う。融資を受けるのは簡単ではない。そして、その金額は自分の年収を遥かに超える高額だということだ。その融資を受けるだけの経営者なのか?あなたは。言われているのだ。
会社の成長を目指すためには、必ず融資が必要である。
諦めず、ひたすら知恵を絞り、行動していくしか方法はない。