㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

武田信玄の4男、武田勝頼が父の病死の後、戦国最強の武田家の家を引き継ぐこととなりました。が、歴史ではその後、織田・徳川連合軍に惨敗して、武田家を滅亡させています。
そんな武田勝頼に対して、当主として無能ではないのか?や、当主ならもっと大局を広い視野を持って・・などと、後世では言われています。
まあ、好き放題言われています。

経営者も同じく
経営者ならドンと構えて・・とか、オロオロする経営者は格好悪い、そんな雑用をしている経営者は・・・などと、周りは好き放題言います。
そして、結果だけを見て、「ほら、見たことか」「だから、お前は・・」などと言われます。

でも、現場では違いますよね?
必死にやるにあたって、かっこいいとか、悪いとか、そういう問題ではありません。自分が決めた目標、目的に対して、がむしゃらにやっている。そうなれば、言っていることがコロコロ変わることもある。当たり前です。状況がそれだけ、変わっているからです。一瞬の判断ミスで、すぐに数十万単位で損害が出る。いや、数百万かもしれない。そういう中で、冷静に、大局を見て・・そんなもん言われなくてもわかってる。いや、すでにやっているし、考えている。
ここに、「実行する者」と「傍観している者」とのギャップがあると思うのです。

結果だけ見て、モノを言うのは気楽です。誰でも言えます。
「自分はそうは思わない」と言うのは簡単です。自分のキャパ以上の仕事をこなそうという経営者には、そこまでの余裕がないのも事実です。
でも、僕は、本来、経営とはそんなスマートなモノではなく、もっと泥臭いものであると思うのです。
サラリーマン時代は、変なプライドがあって、なぜか、頭を下げることができない・・という時がありました。
ところが、自分が経営者になれば、必要があればいつでも土下座くらいできます。相手の方の靴を舐めろ!と言われれば、すぐ、ためらいもせず、舐める覚悟もあります。優先すべきことが何か? 経営を生き残るために、経営を継続させるためには、泥水を啜る覚悟は常にあります。

これくらいの覚悟がなくては、経営者はできないのではないか?と思っています。

もしも、今、自分の経営がキャッシュ難で、困り果てた時、誰が助けてくれるのか?
誰も助けてくれません。家族でさえ「私にはわからないから・・」と言って、避けてくるでしょう。「もう、諦めてもいいんじゃないの」などと、言ってくるでしょう。
最後の最後まで、責任を取るのは、経営者である自分なのです。
絶対に、自分の経営を客観視してはいけません。主観で、自分の身が引き裂かれる・・そんな思いで、経営すべきだと僕は思います。