㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
夢想ともいうべき、空論を述べるだけの経営者。戦略は考えるが、実行をしない人。命令はするが、その命令が完遂されたか確認しないもの。
経営において、経営者は、主体的でなくてはならない。決して、傍観者になってはいけない。
やれ景気が悪いからとか、政治が悪いからとか、そういった評論家になってはいけない。
「アイデアに価値はない。重要なのは行動力である」
自分も同じことを考えていた・・と言う人がいるが、それは全くの勘違いで、重要なことは、その実行の過程にある。もしも、成功できれば・・というのは、言うのは簡単であって、実際に行動を起こし、成功させるのが難しいのである。その前段階の構想は、それほど重要ではない。
経営者はこれが特に重要になる。
多くの人は、やらない・・やりたくないからである。極端なことを言えば、目の前のゴミすら拾おうとすら思わない。理由は「めんどくさいから」である。
誰かやってくれないかな・・などと考えるのである。
つまり、何となく景気が上向いて、何となくまた儲かるようにならないかな・・などと考えているからである。
現実は、市場は暴力的である・・これが答えである。そこでは自分の都合や自社の都合は一切関係がありません。会社、事業というのは、その暴力の中にあって、安定とは程遠いところにあります。
「なんで?今」というタイミングで、不幸が起き、またそれが連続で起きます。今、皆さんの身に起きている、まさに今の状態です。市場は暴力的です。自分の都合などお構いなしです。
「何となく良くならないかな〜」という甘い発想では、この市場の中で生き抜くことはできません。
自分の経営は自分で守らなくてはなりません。そして、経営を救うことができるのは、その経営の責任者である経営者しかいません。
自分の経営を客観的に評論家のようにあーでもない、こーでもない、これは意味がありません。
重要なことは、今自分の経営に何が必要なのか、その必要なことを実践する「行動力」です。もちろん、そこは経営ですから、ヒト、モノ、カネがついてきます。特にカネ、キャッシュ。これら駆使して、経営者が行動を変えなくてはなりません。
今までのやり方で良いのだろうか?と疑問に思うことが必要なのです。
「あーでもない」「こーでもない」「こうしたら、もっと良いのに」「自分だったらこうする」
実際には、こうした客観的になってしまっている経営者が多いのです。
主体的に、本気で経営している経営者は少ないと思います。全て、評論家になっています。そして、机上の空論を喋っているに過ぎません。