㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

集中したいのに集中できない。特に、作業は集中できるのだが、考える系の仕事が全く集中できない。
作業より座学の方が厳しい理由がここにあります。
なぜなのでしょうか?

その答えが今まさに分かりました。

酪農経営は、今の季節、畑仕事が終わり、作業が減っていく時です。そして、今からは、来年の予算、今年の決算、復習など、座学が増えていきます。つまり、経営者として「考える仕事」があるはずです。
僕自身はまさにこの考えることが仕事であって、この執筆が進まない時など苦しんでいます。その分、「やっているふり」が増えていき、反省しています。
集中力がありません。週に2〜3冊、本を読まなくてはアイデアや台本が書けないので、それをやらなくてはならないのですが、それが進みません。

最近も予定した交渉が頓挫して、今まで抑えていた不安が噴き出してきたせいだと思っています。「将来に対する漠然とした不安」これは経営者なら誰でも感じることだと思います。このままで大丈夫なのだろうか?今の経営でいいのだろうか?この先どうなるのだろうか?こうした不安が、精神を蝕み、仕事が手をつかない・・仕事が進まない。一方、作業は進みます。体を動かしていれば、考えなくていいですから・・。

こうした不安に対する「答え」は、考えても分からない・・ということです。
今のままで大丈夫だろうか?・・大丈夫ではありません。今のままではダメです。変えるしかありません。
今の経営で良いだろうか?・・良くありません。変えるしかありません。
この先どうなるだろうか?・・良くなる未来は見えませんから、今の自分の経営を変えるしかありません。
結局のところ、良くなる方向へ、自分の経営を変えるしかありません。
そのためには、コツコツ、今の目の前にある仕事に対して、全力で取り組むしかありません。コツコツと。1つ1つ。丁寧に。それしか、方法がありません。
集中しない仕事には意味がありません。真剣にやる、そのためには、今目の前の仕事に集中する。そうすれば、スランプからもいつの間にか抜けています。

「漠然とした不安」が原因であり、それに対して、やるべきことを1つ1つ集中してやるしかありません。
1年の結果、「キャッシュはどうなったのか?」減っているのであれば、何が原因なのか?
どの科目がどのくらいキャッシュを減らす要因になったのか?を分析して、どう取り組むべきなのか?→1年に1回でいいのか?毎月やるべきではないのか?
今の経費をカバーするためには、どのくらいの乳量が必要なのか?その乳量を増やすために、どういうことをやっていくのか?
これらを分析し、これらに1つ1つ取り組んでいく。
受験生が勉強に集中できないところから、ヒントをもらいました。
結局のところ、合格するには勉強するしかありません。それも、集中して、効率よく、やる、その上で、毎日毎日1つ1つやるしかありません。