㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

僕は経営者として、異常なほどの心配性だと思います。一度、大型ダンプを畑の中で、バッテリーを上げてしまった過去があって、それ以来、ダンプのキーを回すたびに、無事にエンジンが掛かるのか、心配しています。大丈夫と思っていても、ライトの確認をしていないかも、と、15分かけて戻って確認することがあります。
気になると、確認しないと気が済まなくて、安心できないのです。
自分でも嫌になるくらいの心配性だと思います。
ですが、さまざまな経営者の本を読んで、みんなそういった特徴があって安心しました。ニデックの永守さんも「心配なことがあるのなら、これくらいは徹底的に自分が納得できるまでやるという気概が、人の上に立つものには必要だ」という風に言っています。
そして、これが組織となれば、なおのこと、影響が出てきます。

僕たちは、肌感覚で、何となくですが、社員が増えれば増えるほど、経営者の目が行き届かなくなり、一人当たりの生産性が落ちるはず・・と思っています。つまり、自分が10人いるのと、自分1人と社員が9人では、圧倒的に自分が10人いる方が経営が良くなるはずだと思っています。
ですが、現実は、自分を10人に増やすことは不可能です。
では、自分が10人と、社員が9人では何がそんなに違うのでしょうか?

それが、「確認」という極めて単純なモノだと思うのです。

会社の中で何か問題があった時、部下が「私は指示してあります」と答えることがあります。私が「指示してあっても、できていないじゃないか!」と返すと、「いやあ、それはおかしいですね」・・「おかしいではない。できていないから、できていない!と言っているんじゃないか」というやり取りが続くわけですが、「やっておけよ」で仕事が完遂できるなら、そんな楽な方法はありません。
これで結果が出るわけがありません。
上に立つ立場の人間が、何度も何度も確認して初めて結果がついてきます。
何度も何度も確認して、初めて、完璧な仕事に完成するわけです。
そして、それを下の人間へ伝染させていかなくてはなりません。

「できているつもり」だから、業績が良くならないのです。
そして、人は忘れる生き物であり、必ずミスをします。どんな人でもです。もちろん、自分もミスをします。必ずミスをするからこそ、それを確認することで防ぎながら、経営する、そうでなくては、ミスだらけで、儲かるはずがありません。
経営者は、これくらい神経質でなくてはなりません。