㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

「海外に1人で行く」と言うと、多くの場所で驚かれた。
1人で行って、大丈夫なのか?現地ガイドは?ホテルは?英語は?
そんなにも、海外に1人で行く人が少ないのか、と思わされた。

そこまで英語が喋れるわけではないが、ホテルのチェックイン、レストランで食事、スーパーでの買い物くらいはできる。そんな状態で、オランダに行った。
そんなイライラするであろう英語での会話だったが、接客してくれた人は皆、笑顔で優しかった。
1人で海外に行ったことがある人はわかると思うが、日本語が通用しない心細さは、半端でない。切符一つ買うにも時間がかかる。いちいちこれで大丈夫なのだろうか。または、誰か日本語が通じる人が1人もいない、そんな中で、接客対応は非常に暖かく感じた。
そこにプロフェッショナルを感じた。

日本にいると、日本人は働きすぎ、サービス過剰なんてことが言われる。が、これって本当のことなのだろうか・・・決して日本を落としたいわけではないが、世界を体験して、この日本のサービスが過剰ということに疑問を感じた。
その上で、「日本人が働きすぎ」ということにも疑問を感じる。これは、数字的根拠として、今の日本人は働く時間が短くなっている・・と報告されている。
30年前は、働きすぎだったのかもしれない。が、今日本人は、夏に長期休暇をとる、イタリア人よりも働いていないらしい・・・。働く時間、時間が短いということだ。でも、まだ「働きたくない」週休3日なんて議案が出ている。これは正しいのだろうか?

さらに、海外では、同じ労働時間であっても、その成果は日本よりも高い。働く時間は短い、働く密度も薄い、これでは世界の競争に勝てないのではないか。
先ほど言ったように、僕は、オランダで、サービス業ですらそれを感じた。
働く密度が濃いように感じた。これは僕の主観であるが、数字的裏付けからも事実なのだと思う。
今、我々が置かれている状況は決して、好転しているわけではない。どちらかといえば、マイナスの状況である。であるならば、今以上にもっとやらないといけないのではないだろうか?これでは、海外のどこにも勝てない。ましてや、自分の経営を成長させる、良くすることもできないと思う。