㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

ビジネスが上手くいくかどうかは、細部で決まる。

経営において、酪農経営であっても、他の経営であっても、その経営が上手くいくどうかは、どこまで細部にこだわり、すべてを基本通り、遂行できるかどうか、にかかっている。
これは、退屈で、マンネリで、誰もが嫌がることを、やり続けなくてはなりません。これを諦めず、やり続けられるか。結局のところ、派手なことではなく、地味なことの繰り返しなのです。

マクドナルド創業者レイクロックは
「完全なシステムを初めから考えつく人もいるが、私はそのような全体構想パターンでは考えず、まず細部を十分に検討し、完成させてから全体像に取り掛かった。私にとってはこちらの方がはるかに柔軟性に富んだアプローチだったのだ」
「私は細部を重視する。事業の成功を目指すならば、ビジネスにおける全ての基本を遂行しなくてはいけない」
と言っています。
つまり、どんなに立派な計画を立てても、それがその通りにいく!なんてことはありえない。必ず、つまづく、失敗する、それを修正し、改善し、徐々に小さな成功に繋げていく、ということを言っているのだと思います。

どんな業種でも、今経営が上手くいっていると「これがこの先も無条件に続いていくもんだ」と錯覚をしてしまいます。そんなことはあり得ないのに。人間だから、楽な方楽な方に吸い寄せられていく、仕方のないことです。誰だって、わざわざ苦労なんてしたくない。
でも、経営は、そんなに「上手くいく」が続くほど甘くはありません。
さらには、綿密な計画を立てても、その通りに上手くいくはずもありません。
細かいところまで、計画は立てられないから、と、やってみないと誰も分からない(問題、課題が分からない、ボトルネックが分からない)からです。
こうして、レイクロックの言葉を考えてみると、細部にまでこだわって積み上げていく、今我々がやれる方法なのではないか、と思います。