㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
どんなに恵まれた環境であっても、どんなに優秀な社員がいても、会社というのは、結局のところ、経営者次第で良くも悪くも決まってしまいます。
例えるなら
「大将がオオカミで、49匹の隊員が羊のチーム」と、「大将が羊で、49匹の隊員がオオカミのチーム」でどちらか勝つと思いますか?と聞けば、大抵の場合、オオカミが多いチームの方が強い、と答えると思います。
しかし、実際は、大将がオオカミのチームの方が勝ちます。
よく「ウチには優秀な部下がいない」とか「人材不足」などと愚痴を言っている経営者がいますが、それは翻って全て自分の経営者としての無能ということを言っているのです。どんな部下であっても、必ず、トップの姿を見ています。普段からどんな仕事をして、どこまで真剣に仕事をしているのか?を見ています。つまり、トップの姿を映しているのが、部下の姿なのです。たとえ、優秀な人材がいたとしても、トップがだらしなければその能力は発揮できません。
トップさえしっかりしていれば・・・と言っても、信じることができないかもしれませんが、実際に、JALが破綻した時に、稲盛和夫さんが立て直しています。その時、社員は全て同じ人だったわけで、トップが変わっただけで、部下が変わる、というのは事実なのです。
だからこそ、経営者は、常に自分自身をアップデートしていかなくてはなりません。自分の器が、会社の器になるからです。自分自身の経営者としての器を大きくしていかないと、会社を成長させ発展させることはできません。