㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
一生懸命は働きたくない、が給料は欲しい
無理しない程度に働いているフリをして、定時になったらすぐに帰る
必要最低限の仕事しかしない。けれども、退職はせず、のらり、くらりと躱わしていく。
そういう働き方を「静かな退職」という
静かなら退職の何がいけないんでしょうか？
「最低限やるべきことはやっているんだから、文句を言われる筋合いはない」
会社が潰れてしまえば、そこで働く社員は職を失う。今の会社が潰れても、他で働けばいい、そう考えるかもしれない。しかし、会社は、社員のためのモノではない。社員のために、存在しているのが会社ではない。
会社が利益を作り、その結果、社員に対価としての賃金を支払うことができる。
会社が利益を作れないときも、社員に賃金を支払わなくてはならないが、これが常態化し続ければ、資金ショートを起こして、会社が潰れてしまう。そうなると、賃金は払えなくなる。会社の利益に貢献できない社員だらけになれば、当然、会社は潰れてしまう。
社員が「静かな退職」ばかりになってしまえば、その会社は潰れてしまう。
人間には、必ず「怠けの心」がある。
楽して儲けたい。なんだか、そっちの方が儲かりだぞ〜となれば、そっちにフラフラ。こっちが儲かりそうとなれば、こっちにフラフラ。なるべく苦労せず、パパッと儲けたい、きっかけさえあれば、すぐにそう考えたくなる、そういう習性を持っている。
自分は今以上に働きたくない、でも、世の中の物価は上がっているんだから、もっと給料を増やしてくれ・・・こんな理屈が通用するはずがない。働き方のシステムさえ良ければ・・の問題ではない。もっと根本的な話しである。
「楽して儲けたい」「一生懸命やりたくない、けれども給料は沢山欲しい」
こんな考えの社員ばかりになった、会社は、必ず潰れる。
残念だけれども、そういう社員には、会社から去ってもらうしかない。そうでないと、自分の会社が潰れてしまう。