どうしたら儲かる経営になれるのか・・と日々悩んでいるのが経営者である。売上が足りないのか、利益が足りないのか。どうすれば売上を増やせるのか?と悩む。しかし、儲かるか儲からないかは、売上の大きさによってだけで決まるモノではない。このことを直感では理解できている。
売上規模が多い会社であっても、儲からないケースも多々ある。
もちろん、売上が多いに越したことはない。少ないよりも多い方が圧倒的に良い。が、売上が多いことと利益やキャッシュが多いのは、また別の問題である、ということである。それぞれを分けて分析して考える必要性がある。
儲かる経営と儲からない経営は、その最たるもので、「何かこれを1つ改善すれば儲かる経営になる」「ウチはこれをやってから経営が良くなった」というような魔法のようなモノは存在しない。ましてや、楽して儲かる方法は存在しないのである。
仮にもしも、そんな方法があれば、誰かが実践していて、それを模倣する者が現れ、みんなが儲かるはずである。実際にはそうなっていない、ということは、そんな方法は存在しないということである。
儲かる経営になるには、やらなきゃいけない・・けれども今すぐでなくてもいい、これを「今」やる、に変えていかなくてはならない。頭で分かっている、やった方が良い、と。でも、忙しいだの、疲れただの、言い訳をして、後回しにしているから、できないのである。それを今すぐやる。暇がないなら1時間早く起きる。そうやって、時間を作る。
早く起きるのも重要である。朝早く起きるのは辛い。が、辛いけれでも起きる。そうやって、早めに仕事を始めることができれば、ミスを事前に気づくことができるのである。頭で分かっている。分かっているなら、辛くても実践しなくてはならない。経営者が、率先して動かなければ、組織は変わらない。部下に命令してやらせる、これがスタートではない。最初から最後まで、経営者自身がやらなくてはならない。
こうした小さな事を積み重ねていく事でしか、儲かる経営にはならない。