新しい事にチャレンジするときに、最初の1歩というのは非常に重たい。
新しい・・・無駄に終わるかもしれない、成果が出ないかもしれない。今は忙しいし、別に今、やらなくても良い、そんなことを考えているのなら、尚更のこと。
ここで下手に頭がよい人は、費用対効果・・などと言い出して、なおのこと自分の「やらない」を正当化し始める。
その「やらない」理由は、いくらでも説明できる。
「やらなくてはならない」理由を考えるよりも先に、とりあえず、やってみる、という行動力が最も尊いものである。
経営者に必要な能力は、色々言われている。その中でも、重要度の高いものの1つに「行動力」がある。
誰だって、やりたくない仕事がある。めんどくさい、結果は?などと、言いたくなるような仕事、作業であっても、今すぐにやればいつかは終わる、そんな風に考えて、パパッとできるかどうか。
経営のことをよく知らない人は、頭が良い人が経営者をやればいい、とかそんな事を言う。経営は、そんなに難しいものではない。経営者自身が決めたことを、決めた通りに徹底的にやれるかどうか、それが重要なのである。
そこに頭が良いかどうかよりも、すぐに行動に移せるかどうか。
すぐに始めることができれば、他者よりも早く、失敗できる。失敗すれば、改善を考えることもできる、他者よりも良いモノを作ることができる。そのためには、すぐに始めることが重要である。
経営者であっても、何か問題があれば、その現場に行くことである。
その現場で何が起こっているのか
その現場では、今どうやっているのか
自分が納得するまで徹底的に調べ上げること、それを徹底する。
そうやって、問題の本質に近づくこと、そこで初めて「改善」ができる。
