(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 中野です。
刺激的なタイトルになっていますが・・・
わかりやすく言うと、「自分が考えなくちゃいけない事」と「自分でなくても良い事」を分けましょう!という話しです。
(未来)において、考えなくてはいけない事、勉強しなくてはならない分野、知るべき情報量は無尽蔵に増えていきます。この増える知識量は指数関数的、つまりは(2の2乗=4)(2の3乗=8)(2の4乗=16)といった形で増えていくのです。
そうした未来が来るとわかっているのでは、今目の前にある仕事をどうやってスリム化して、効率を上げるのか?を真剣に考えなくてはいけません。こうして言っていても反対意見や、そうは言っても・・・という考えがあるのも事実です。
そこでファームノートなどの発情発見機を例にして話しをしてみましょう。僕が言いたいことを誤解してほしくありませんので、よーく考えて読んでください。今の発情発見機のレベルが高いとか低いとかそういう事ではありません。
これから先は発情発見には脳味噌を使う必要はありません。「機械が発情です!」というアラームが出たら、「授精士を呼ぶ」というシステムにしてしまえば良いと思います。そこでヒトのチェックはいりません。ただ、機械的に行動すれば良いんです。
このメリットは・・・誰でもできるという事、経営者や管理職も頭を使いません、生産効率が上がると思いませんか?
こういう風に書くと、必ず出てくる反対意見があります・・・「機械でも間違うことがある。完璧じゃないよ」「最後は必ず人間が確認しないとダメだ!」「機械よりも人間の方が信頼できる」などなどです。
1つ1つ論破しましょう
「機械でも間違える」・・・はい。機械でも間違えることもありますよね。正確には対象の牛が特殊な動きをしたため、誤作動が起きたのでしょう。じゃあ、人間なら機械よりも正確に防げるんでしょうか?・・・間違いなく確率論でいえば機械の方が正確でしょうね
「最後は必ず人間が確認しないと!」「人間の方が信用できる」・・・よく聞く言葉ですね。この信用という言葉が曲者で、ここでいう信用はミスが起きた時の責任を人間の誰かに取らせたい!という思考からきていると思うんですね。更に考えるステージを上げると、そこまで(信用できる人材)にはどれだけのコストがかかるのか?引き抜くのか?育てるのか?普通に募集しても確保できませんよね?そのコストを計算した上での発言ならわかります。
こうした反対意見の多くは結局は、全て経営者であるあなた自身の負担を増やすという方向にしか進まない・・という結果になってしまいます。そうなれば事業が成功すればするほど忙しくなることはわかりきった結果だと言えます。
そうならないためには、「自分がしなきゃいけない事」「自分じゃなくて良い事」を分けなくてはあなたの脳味噌はすぐにオバーフローしてしまうでしょう。
あなたの経営の参考になれば・・・