(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表中野です。

MMTって聞いたことありますか?
日本語では現代貨幣理論といいます。今一部の政治家やネット民の中で盛んに言われている言葉です。
これについて解説していきたいと思います。

荒削りで説明すると、国家が予算を設定するときにどれだけ借金しても、増税しなくても問題はないから、どんどんお金を刷ろう!作ろう!という考えです。

ここでまずは「お金」について考えてみましょう!
お金って皆さんが想像する、お札や硬貨を考えますよね?ところが今おそらく1番多いのが通帳に記載されたお金じゃないでしょうか?通帳やデータ上でやり取りされる時、実際に現物のお札や硬貨は交換されたりしません。そのデータだけがやり取りされています。つまり、虚構なわけです。
もしあなたが、銀行からお金を借りるとき、銀行が持っている資産からお金を借りていると思ってる方が多いと思いますが、銀行はそんな事をしていません。
極端なことを言うと、あなたの通帳に数字を書くだけでお金を貸したことになります。

あなたはさらにその通帳のデータを使って、モノを買ったり、売ったりできるわけで通帳上のデータのやり取りになります。
これを証明するか如く、現在、銀行は持っている資産の10倍の金額を貸し付けしています。

銀行レベルでこの状態なので、これが日本の銀行の親玉である「日本銀行」は膨大な金額の虚構を生み出せる・・というのがMMTの基本的な考えです。
まるで夢のような話しですが、リスクがあるのか?と言われると、あまりにもやり過ぎると「ハイパーインフレ」になってしまうかもしれない・・という事です。
お金の価値が極端に下がってしまい、今まで100円のモノが1万円するなんて事になる危険性があります。

今現在、「れいわ新撰組」このMMTを元にもっと「お金を作れ!」なんて政治活動をしています。あなたはこのMMTをどう思いますか?

あなたの経営の参考になれば・・