(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表中野です。

2020年6月10日に時価総額でテスラがトヨタを抜きました。トヨタ1823億ドル(19.5兆円)、テスラ1900億ドル(20.3兆円)。
時価総額とは現株価×発行株数のことで、企業として今後どれだけ価値があるのか?という評価になっています。世界の自動車産業を牽引してきた「トヨタ」の時間総額を、新規参入のテスラが抜いてしまった・・というのは何を意味するのでしょうか?

ちなみにテスラの時価総額は、現在3位から5位の「フォルクスワーゲン」「ホンダ」「ダイムラー」の3つの合計すら超えています。それだけ高い時価総額という事です。

そして、1番の問題は、電気自動車の会社が1番になった・・という事です。
これは皆さんもまず実感する内容でしょう。でも、なんで?電気自動車への期待が高いのでしょうか?
環境問題?なんとなく新しいから?自動運転世界を見据えて?
もちろんそれらも含めてでしょうが、実際は微妙に違うと僕は思っています。

電気自動車の最大のメリットは、OSのアップデートがしやすいという点だと思っています。どういう事か?最近、皆さんそこまで携帯を変えよう!と思わなくなったと思いませんか?それは、新しい機能やアプリも自動的にOSがアップデートされれば使えるので、不便に感じてないからだと思うのです。
もし、これがiphone11じゃないとYouTubeが見れませんとなれば、みんな11に換えるでしょうし。そしたら必ず新しい機種を買わなくなてはなりません。でも、今ほとんどのケースでそんな事はないですよね?
この現象が今車の世界でも起きていると思います。
今、どんどん自動運転にむけて新機能も追加されています。そういった新機能をもしも、買い替えなくちゃ使えない・・・車なんて早い人でも5年下手したら10年買い換えるなんて事はありません。そんなに長い期間待てない、でも、EVならそれがOSのアップデートで済んでしまう、そんな時代がそこまで来ているというわけです。

さらにテスラは電気自動車(EV)産業界では、ほぼ独占状態です。世界で1番有名なEVの会社と言っても良いでしょう。それが彼らの強みでもあります。ベンツ、アウディ、BYD、世界それぞれでこのEV開発競争はますます加速していくでしょう。

あなたの経営の参考になれば・・・