(株)牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

現在スマホのOS(オペレーションシステム)は、AppleのiOSとGoogleのアンドロイドの2強になっています。どちらもアメリカのGAFAと呼ばれる巨大企業が牛耳っていますが、そこに1社名乗りをあげたという話しです。

中国起業ファーウエイが「ハーモニー2.0」を発表しました。
第3のOSとしてこれからどうなっていくのか?注目されています。現状でも日本ではAppleのiPhoneが人気ではありますが、世界の潮流からすると技術でも価格でも中国製品に抜かれつつあります。シャオミーや今回のファーウェイがハードの世界でもその売り上げをどんどん伸ばしています。

スクリーンショット 2021-06-14 13.15.27

そんな中新しいOSを発表したわけですが、まだまだ他の2つのOSには及ばない点も多いといいます。しかし、ハーモニーの本命は違うのですが。それは「IoT(同時多発接続)」です。もともとファーウェイは、2015年からIoT機器向けの組み込みOSである「LiteOS」の開発を続けていました。それが今回スマホ向けOSにまで拡張したのです。

このIoT向けのOS がどうなるのか?というと、スマホ・タブレット・パソコンと連携して指1つで画面や音声の端末間移動を可能にします。どういうことか?というと、簡単にクルマはもちろん、白物家電に至るまでスマホでもタブレットでも、パソコンでも操作が可能になるというわけです。スマホと連携した時計をしていれば、鍵がなくても家やクルマの鍵が開くわけです。このIoT向けOSのハーモニーがどこまで進化するのか?これが中国起業の戦略の1つ、付加価値なんだと思います。