㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
最近、感じる酪農経営のイノベーションについて
先日、サロン内で突然つぶやいてしまったのですが、
搾乳ロボットが普及し始めて、およそ8年ほど、この期間に搾乳ロボットの能力なのか、牛の能力なのか、おそらくは両方でしょうが、生産乳量が激増しています。
僕が搾乳ロボットの設計をし始めたころは、1台あたり750t年間出れば素晴らしい成績でした。日量 2,000kg。2台で年間1,500tを目標に、返済シュミレーションしていました。ところが、最近、この数字が、1,600tを超え、1,700t、1,800tに迫る勢いで伸びています。
日量でいえば、2,500kgです。
さらに、5年後にはロボット2台で 年間 2,000tも可能になるのでは?と推測されています。
搾乳頭数120~130頭、経産牛頭数で150頭で 年間 2,000tという数字になってこれば、これは酪農経営の根本的な考え方を変えなくてはいけません。
実際に見たことがないヒトからすれば、1頭あたり40kgを超えてくるような牛群なんて、どうやって作るのか?と疑問に思うかもしれませんが、特別なことは何もやっていません。実際には、年数が経てば増えてきたという、状態です。
この最先端の数字を知って、どういう行動を起こすのか、は皆さん次第です。
ぜひ参考にしてください。