課題や問題点を整理する。その上で優先順位をつけて、「これはこういうことです」という分析ができたとして、この分析だけで止まってしまう。実行まで辿り着かない。実行したとしても、そこからは、実行しながら考えないといけない。
実行しながら考えるというのは、「身体を使う」ということであり、場合によっては、同じことを繰り返し繰り返しやらなくてはならないことだってある。
当然、時間もかかるし、思ったようにいかないことも多い。
・実行ができず、机上の空論になること
・実行に拘りすぎて、改革ができない
このバランスをとりながら進めていかなくてはならない
経営者には、この
頭で分析するだけで実行できない・・・タイプと、実行できているが考えて変えていく事ができない・・タイプの2種類がいる。理想は、実行し都度変えていく、ことだが、よっぽど意識的にやらなくてはなかなかできることではない。
僕の感覚では
この実行できないタイプの方が酪農経営者には多いように思う。
頭ではやるべきことが分かっているのに、それを「やらない」。やらない、理由はいくらでも出てくる。「時間がない」「忙しい」という理由で、今やるべきではない、という結論で納得する。
経営者には、どうしても今これを実行しなくては生き残れない・・という時が必ずある。
「実行する」タイミングは、運であり、その時を逃せば、そのタイミングはもう二度とない・・という時が必ずある。
そこで、二の足を踏まず、前に突き進むことができるのか・・
そして、この実行、実践は、ただやればいい、というものではない。その1つ1つの実践で最善を尽くす、最善を尽くすためにはどうしたらいいのか、を考える。変える。また、実践する。考える。変える。また実践する。を繰り返す必要がある。1回やっただけで上手くいくなんていう甘い発想でいるから、挫折する。挫折するほど、考えてもいない。すぐに結果が出ると思うから・・・という思想で、挑まなくては絶対に結果はついてこない。
・・・をやれば、儲かる。・・・をやったのに、儲からない。
よくある話しである。そんな簡単に儲かるのなら、誰も苦労なんてしない。