㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

経営者は、「マンネリ」や「妥協」、「怠慢」「おごり」「油断」「諦め」の6悪に染まってはいけない。
どうしても日常のルーティン作業の中で、「マンネリ」には誰だってなります。人間はどうやってもマンネリになるようにできています。同じように「妥協」や「怠慢」は、今日は疲れたから休もう・・・などと、誰でも思います。時には、怠けたい、今日だけは怠けたい、と思うのが人間です。
しかし、経営者なら、その6悪を、自分で気づき、辞められるような人間でなくてはなりません。つまり、自己管理できるような人間でなければ、経営者をやってはいけないのです。

この6悪をやめる・・と言っても、簡単に辞めれるものではありません。誰かメンターがいて、注意してくれるものではないし、たとえ注意されたとしても、自分以外の周りの人間も同じようにサボるわけで、なぜ?自分だけが・・という気持ちにもなります。それでも強い意志を持って、変えることができる人間でないと、経営者は続けられないわけです。

先日も、経営していく中で「キャッシュフロー経営」や「キャッシュの重要性」について、もっと言えば、「経営のやり方」について、誰も教えてくれなかった・・・というような話がありました。確かに、経営者になった時に、親切、丁寧に誰かが教えてくれれば、少しでも間違いを訂正できたかもしれません。が!、私たちは、経営者になった時点で立派な大人なのです。大人とは、自分で問題点に気づき、その問題・課題を解決できる人間のことなのです。
つまり、経営者になった時点で、自分で「経営とは何か?」「経営を続けるためにはどうしたらいいのか?」を考えに考え抜くことが必要だったのです。これから先も、同じです。やったことがない事が必ず発生します。新たな投資なのか、経営的ピンチなのか、分かりませんが、必ず今までやった事がないこと、経験したことがない事が必ず発生します。
その時に、ただ漠然とやるのか・・・それとも、考えに考え抜いてからやるのか、で結果が大きく違ってくるわけです。この「初めて」というのは、誰にもで起こりうる事なわけです。

ここでも、「怠慢」めんどくさい、となるのか、「おごり」これくらいできる・・、となってしまうのか、それとも、慎重に徹底的に分析して、取り組むのかで、結果は大きく変わってくるはずです。