㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

ヒトの悩み、会社を成長させる過程にあって、必ず発生する悩みです。社員もヒトであり、全てを一纏めにして、こうだ!とか、こうであるべきだ!というモノは存在しません。何か1つだけでもやればいい!ということはあり得ません。究極的には、社員一人一人に合わせて、経営者側が対応をその都度考えていく、これしか方法はありません。
その中であって、どうしても勘違いしがちなモノについて、解説したいと思います。

社員への福利厚生とは
社員への福利厚生とはどうあるべきなのか。社員旅行があるべきなのか、懇親会があるべきなのか、食堂があるべきなのか、これら全ては確かにあったら良いモノです・・・・が、社員への1番の福利厚生は、会社がしっかりと儲けることです。儲けた利益から、絶対に潰れない会社を作ること、これが最初に達成しなくてはならない「福利厚生」です。
つまり、我々が想像するような福利厚生が、きちんとした会社の利益に繋がるようなら必要なことだ、ということです。会社の利益にならない福利厚生は、結局のところ、儲からない赤字になればすぐに撤回してしまうようなモノだからです。この本質を見失ってはいけません。

少しでも早く社員になってほしいばかりに、過剰な「福利厚生」を打ち出している会社がありますが、これは結局、経営がピンチになると、これら全てを翻してしまって、「最初に言ってたことと違うじゃないか」と社員は思い辞めていくのです。残念ながら、社員にとって、会社の業績がどうとか関係ない!と思っている人が
多いのです。この経営者と社員のズレも少しずつ、埋めていかなくてはなりません。会社がピンチな時に、経営者だけじゃなく、社員みんなで乗り越えよう!というチームプレイにできるかどうか、これは、福利厚生や金(給料)だけでは、そこまで到達できません。経営者側の、熱意、説得をし続けることでしか、達成できません。