㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

ちょっとでも、ほんの些細な油断であっても、すぐに真っ逆さまに落ちる、地獄に落ちる。これが、経営における「正常な心理」である、ということ。

経営を知らない人は誤解している。それは、会社経営の全てがうまくいって売上が上がって利益も増えて、何も心配することがない、安定した状態が「正常な状態」である、と思っていること。
経営者自身に負荷が何もかかっていない状態が、正常な状態だと思っている。
この考えで経営をしていると必ず失敗する。
なぜか
環境や市場(マーケット)は、非常に暴力的だからである。
暴力的というのは、ある日突然、悪い方向に激変することをいう。
コストが急激に上がったり、販売単価が下がったり、つまり、急に売上が下がったり、利益が下がったり、すること。
これらが突然起こるということ。

だからこそ、経営者の正常な状態というのは、
自分の事業は、少しでも油断するとどん底に落ちる危険がある、いつでも地獄に落ちる可能性がある、そう思って経営すること、これが正常な状態である。
自分の経営が「良い時」にこれに気づける経営者は、本当に少ない。
実際に自分がその「どん底」を味わった時に、もう2度とこんな思いはしたくない、と思い、行動を変える人が一部いる。
世間一般で言われているような、経営者の「正常な状態」ではなく、本当の経営者の「正常な状態」というものを意識しなくてはならない、と思う。

これが、経営者が持つべき「危機感」である。
この危機感を持って、経営する上での行動を決めていくのである。