㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

驕り高ぶった考えが身を滅ぼす

経営していくと、経営者だけじゃありません。サラリーマンだって、同じ環境で同じことを続けていると、少しずつ、驕り高ぶるものです。
これは、人が年齢を重ねていく上で、必然です。
どうしても、傲慢になりやすい。

ましてや、20歳を超えて社会に入ってからは、「誰かから怒られる」なんて経験はありません。誰も注意もしてくれないし、誰も怒ってなんかくれません。相対する人でさえ、当たり障りのない言葉だけのやり取りになります。
(怒りを与えてくれる人に感謝しなくてはなりません。相手の行為、言動が果たして絶対的に正しいのか、正しくないのか、好きとか嫌いではなく、正しいか正しくないで判断しなくてはなりません)
その当たり障りがないからといって、相手のおべっか、お世辞に乗せられて、「自分が正しいんだ」と勘違いしていくわけです。

側から見れば、「なんて間違った考えをしているのか?」と思われても、本人はそれに気づかない、ということは、そこら中にあります。その場面に出くわすことも多いはずです。その時に「自分は大丈夫だろうか?」振り返ることができるかどうか。自分が絶対に正しいなんてことはあり得ないし、10年前には正しかったことが今は間違っている、ということもあります。
こうした「自分は絶対に正しい」という驕り高ぶった考えが、会社を潰すことにつながります。
自分よがりの経営計画。
今の自分の実力を把握できていない。
そうした、傲慢、油断が、気づけば経営を蝕み、気づけば、キャッシュが底をつく。その時に、いざ、金融機関を頼っても遅いし、誰も助けてくれる人もいません。

今の自分の実力、会社の現状を冷静に把握することが必要なのです。
そのためには、必要だと思うことは「すぐにやる」ことです。
ダラダラとしないで、すぐに返事をする、対応する、今すぐにやれば5分で終わる。重い腰を上げて、ささっとすぐにやる。
今自分の会社に必要と思われることは「すぐにやる」まずはここから始めてみることです。