㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

経営における「運転資金」の重要性を理解されない苦しみ

経営していく中で、やっぱり手元資金が足りない
もっと確保しておきたい
あのとき・・・という現場を何度か、みてきた。
また、同じような光景が起きている。

なぜ?運転資金を確保しようとしても理解されないのか?
→ キャッシュフロー経営を理解している割合は95%以下という認識が必要

借金してまで手元にキャッシュを置いておきたい・・という経営者の心理を理解できるヒトは、経営者であってもごくわず(僕の肌感覚では5%以下)、ましてやそれがサラリーマンともなれば、1%もいないでしょう。

多くの人は、物が売れれば経営なんて何とかなる
営業さえできれば・・・という、利益があれば・・・という考えが強いわけです。
だから、夏場のこの暑い時期に在庫を安く大量購入・・・という発想をしてしまうわけです。

前提としてこれが「普通の人」の考え・・なわけです。
こういった普通の人を説得して、自分の経営のために・・となると、それなりの覚悟が必要になってきます。どうしても、経営者もヒトですから、世間一般の正しい?意見に引っ張れますよね?普通はこうだよね?と言われれば、そうなのかも?と思ってしまうはずです。
でも、自分の経営を最優先に考えたときに、それではいけない!と気づくわけです。
さらには、その自分の信念を貫く「大変さ」。これは、経験したものにしか分からないことですが、本当に辛いんです。
だって、自分が正しいことを言っているはずなのに、相手がバイアスがかかっていて(借金は悪)、話しあいにならないわけですから・・・

ここが正念場です。というとか、登山の1合目でまだまだ大変なことがあるのかもしれない。その覚悟をもって、望んでほしいと思います。