㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

1.人生にはバイオリズムがあるから、ピンチは必ず周期的にやってくる
2.ピンチになると、1回で済まない。連続的に起きる。周囲で起こる全てがピンチになる
3.ピンチの後は、上昇気運に向かい始める
4.ピンチの折り返して地点、ここは自分が想像しているよりも上のところにある
5.ピンチからの脱出は、ピンチに陥る前に考えていたようなことではないことから始まる

当たり前のことですが、このピンチからの脱出は、神から抜け出す方法を教えてもらえる、というような他責では起こり得ません。ピンチになって、そこで得た「クスリ」を持って、初めて抜け出せる可能性が出てくるものです。

大抵、ピンチになった時、ヒトは、悪い方悪い方へ考えます。
牛の値段が下がったら、この低価格がこの先もずっと続いていくかのように考えがちです。あとで振り替えってみると「あの時はだいぶ焦っていたな」とよく分かるのですが、ピンチの最中にいるときは、そんな余裕はなく、頭の中がグルグル回っていることが多いわけです。

このジッと耐えなくてはなりません。耐える・・というのは、何もしないことではありません。目の前のやるべき仕事を1つずつ丁寧に確実にやり遂げる、ことです。これを耐える、というのです。「意味があるのか?」とか余計なことは、今は考えない。今、自分がやるべきことをやるのです。
ストレスが溜まったから・・とか、頑張っている自分にご褒美とかも論外です。経営者に求められるのは、結果です。結果が出せるようになってからすればいいのです。もちろん、このピンチは定期的に周期的に訪れるわけですから、それに備えなくてはなりません。それが、経営者にとっての保険になります。