絶対に潰れない、安泰と思われていた大手スーパーや百貨店がバタバタ潰れる世の中になっている。イトーヨーカ堂や、日本を代表するコンビニチェーン、セブンイレブンの経営が危うい、という現状を見ると、絶対に潰れない、というのは、あり得ないことが分かる。
30年前、50年前には、百貨店というのは、安泰と思われていた。が、今や、それは、幻であり、ECサイトの台頭により、業務スーパーなどの新しい業態の出現により、閉店をどんどんしているのが、現実である。
絶対に安泰!というビジネスは、存在しない。ということを肝に銘じておかなくてはならない。
これは、民間だけの話しではない。
こういう状況下では、公務員こそ安全なのでは?と考える人が多そうだが、これから先、その公務員すら危ういと思われる。その代表的な事案が、北見市である。年間の予算が30億円不足する、ということで、あらゆる公共施設の閉鎖が始まっている。市にある噴水は、水の供給を止め、保育園もかなりの数を閉鎖、採算性が合わない施設はどんどん閉鎖している。これも何も北見市だけではない。あらゆる田舎で起こりうることである。人口が減れば、税収が減る。税収が減れば、それだけ支出を抑えなくてはならないわけで、そこで給料が満足に払えるかどうか、そういう問題にすら関わってくる。農協組織も一緒である。自分が所属する農協も、施設の閉鎖、職員の数を減らす、部署を統合、減らす。こういったことが加速している。
もう一度いうが、絶対に安泰というビジネスは存在しない。今当たり前だと思っていることが、ある日突然崩壊するということも十分にありうるのである。肝に銘じておかなくてはならない。