日本の若者へのアンケート結果から「日本の未来は明るいのか」その回答は、30%ほどしか、明るくなる、という回答はなかった。
今の日本は・・・というようなマイナス、ネガティブな意見が多い。マイナスに語っておけば、自分ができない理由を説明しなくても良い。そんな風潮があるのではないだろうか。経営で見ても、自分の会社の経営が悪いのは、日本が不景気だから、円安だから、戦争があったから、輸入機械が高いから・・・など、今、日本の景気が後退しているのは、仕方なし、という見方が強い。
現実はどうか
昔よりも今の方が遥かに、経営しやすい環境である。これが事実である。
銀行から融資を借りやすい環境である。便利なツールも多い。ある経営者は、こんな事を言っている。
「今もダメで未来はダメなら、あなたはいつの時代だったら良かったんですか?江戸時代?平安時代?縄文時代?それとも世界大戦の時代ですか?今ほど素晴らしい時代はないじゃないですか。戦争もない、失敗したからといって切腹させられることもない。嘆くのではなく、こんな良い時代に生まれたんだと発想を転換して、どんどん挑戦すべきだと思います。」
まさしく、この通りだと思う。
ネガティブにダメな部分だけをネチネチ、グチグチ文句をいう。これでは、素晴らしい経営になるはずがない。前を向いて、夢をビジョンを掲げ、そこに挑戦していく、チャレンジしていく、そういう経営者にならなくてはならない。最近、特に「政治」がクロースアップされている。失われた30年の原因は、政治にあるかような、犯人探しをしている。が、そんなモノに意味はない。政治が良くなろうが、会社は良くならない。会社の経営を良くできるのは、経営者本人だけである。仮に、誰か第三者の手を借りて、上向いたとしても、それは一過性でしかない。そこには継続性はない。またすぐに悪化する。そうではなく、継続した経営の上昇を目指すには、経営者自らが、自分の経営に真剣に向き合うしかない。