君主と聞けば、「横暴」「自分の好きなようにやりたいようにやる」そんなイメージがありますが、そんな君主の元における行政では、当然潰れます。長く持ちません。これは、君主であっても、経営者であっても同じことです。「トップの人間は、現場に寄り添え」と何度も何度も言われ続けている言葉ではありますが、この意味を理解できているでしょうか。

「寄り添う」と、言葉だけ理解してもダメです。自分の「行動」を変えなくてはなりません。人間は嘘をつく生き物なので、言葉でいくら言っても信用されません。「君のことを理解しているよ」とか「大変だね」とか、言っても信用されません。トップの人間自らが、自分でやってみる、その上で一緒にやる、そこで初めて信用の入り口に立ち、そこから、続ける、継続できて、信用につながっていきます。

よく経営者として「自立」「独立」するときに、自分のやりたいようにやりたいから、独立する、という事を聞きます。僕の知り合いから聞いた話しで、その人は、あのリクルート社に勤めいて、この令和8年6月に退社するそうです。リクルートは、かなりハードな職場で、土曜日も日曜日も仕事しなくてはならないくらいで、それなりのノルマも課せられ、ハードな職場だそうです。本人は、会社の歯車のような感覚を持ってしまって、独立して、自分のやりたいことをする、そうです。
6月に退職して、そこから1ヶ月ほどゆっくり休んで、8月か9月から本格的に動き出す、と考えている・・・これを聞いて、申し訳ないが、それでは上手くいかないだろう、と考えてしまいました。
そもそも、サラリーマンよりも圧倒的に悩みが尽きない、休みがないのが経営者としての責務であって、休みや自分の時間が欲しいのなら独立すべきではない。ましてや、貴重な最初の時間を「休み」に使ってしまう精神では、この先、成果は得られないだろう、と直感的に感じてしまいました。経営者には、そんな余裕などありません。貰える売上は、どんな時でも貰うべきであって、それが「忙しい」とか「無理かも?」とか関係ありません。「やるしかない」この一点のみで突き進むしかありません。
経営者としてのこの姿勢の違いを、従業員や取引先は確実に見ています。