(株)DCFサービス 代表 中野です。
とうとうオホーツク管内の農家からもホクレン以外への出荷が始まりそうですね。なぜ?どんどん増えてってるのか?
考察してみました!

乳価に関しては正直MMJさんとの比較になってしまいますが、変わらないそうです。
ただ、ホクレンが出している広告費など諸々の経費が皆さんの乳価から引かれているそうで、それが大体5円あるそうです。それが外部に出す利益になるそうです。
→ 乳価は5円儲かる

他の待遇に関しては、基本的には加工には回さないので、補給金制度は使えないですし販売先は指定団体ではないので、色々な補助も受けられません。
また、途中でやっぱり戻りたい!といってもホクレンペナルティ制度もあって中々簡単には、ホクレン出荷には戻れないでしょう。

2、3年前から乳価がかなり上がったため、経営的にはかなり安定してきたのは事実だと思います。ただ、投資金額 資材や機械も高騰して拡大路線の牧場はますます悩みも増えるのも事実です。こうした葛藤の中で悩まれてると思います。

そうした中で単価を上げる!ということは魅力的に写ります。
ただ、これは私個人の意見ですが、牛乳というのは嗜好品ではなく生活必需品です。消費者目線でのこの違いの意識の差はかなり大きいと思います。なので、はっきり言って申し訳ありませんが、国内では牛乳を高く売るという戦略はかなり厳しいと思います。
お米を例にあげると、お米の味や産地にこだわりを持ってる方ってそこまでいませんよね?これじゃなきゃダメ!みたいな…それと牛乳は一緒だと思います。
求められているモノは ある程度の安全性 ある程度の味 ある程度の価格 これになると思います。

なので、ちえのわグループがこれ以上の拡大路線を求めるのは僕にはわかりません。
一度機会があれば本人たちに聞いてみたいと思いますが、明確な答えを持ってないように思います。
何となく儲かりそう〜という意識なのかなと正直感じています。
追伸
テレビで島崎さんが仰っていました。海外販売戦略みたいですね。国内の1億よりも海外の20億となっていました。もし、この戦略があたるのなら、それに乗っかるのもありなのでは?

今後の経営の参考になれば…