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酪農、経営コンサルとは?

㈱DCFサービス

㈱DCFサービス 代表中野です。

「コンサルタント」

と聞いてどんな仕事を思い出しますか?
企業だと、行き先を導く「航海士」的な役割を考えられるかと思います。

じゃあ酪農だと?

酪農関連の方は「エサの設計ができる人」「繁殖管理してくれる人」そんなイメージを持ちませんか?
それは酪農のコンサルタントがやっている仕事の大半がこれらだからです。
逆に言うと酪農コンサルの代名詞になるほどエサと繁殖が重要だと言えます。

ただ…あなたの牧場、目指すところはどこでしょう?

具体的に目標があって、その中でもエサが重要!
それならエサのコンサルが最適。いいと思います。

もっと漠然な悩み。
「これからどうしていこう?」
こういう悩みを持つ方、多いんじゃないですか???

酪農以外の企業がコンサル(相談役)を入れるのに酪農ではまず聞いたことがない。

なぜ???考えてみましょう。

1.農協の組勘制度

酪農家さんにはなじみが深いと思いますが、農協(JA)の仕組みである「組合勘定」が経営を遠くにおいてしまう原因になっているのかと。

これは組合員さん(酪農家たち)のための仕組みでJAを通じて共同購入、共同販売の窓口を一本化できる。かつ、口座の役割も果たすため
「組勘から引いておいて」(収入口座から引いておいて)ということが可能なんです。

ちなみに支払いと収入がこの口座で動くためすべて把握するのは困難です。中には一年の動きを決算で初めて知る方も…あ、赤字だ!とかがあり得るんです。
それは経営が遠のくのもわかりますよね。

2.経営コンサルが圧倒的に少ない!

一般のコンサルと違って、「酪農の経営コンサルはほとんどいない」と言っても過言ではないと思います。

なぜなら…酪農のノウハウ+経営のノウハウが必要だから

片方はできます。
でも、会計士さんは酪農のことがわからない
片やエサコンサルは経営がわからない(もしくはそこまで突っ込んだ関係になれない)

だからほとんどいないんです。
そんなの農協がいるよ!」って方。本当にそうですか?
農協の営農担当には酪農+経営を覚えらる人もいます。が、金融が絡む機関は配置換えが鉄則。
担当制なので気づいたら営農担当が金融課にいる…こんな経験されている方も多いですよね。(これがあるので僕は転職時JAを辞退しました…)

あいつに相談したい!けど、どこに行った!?
受ける職員も、もう担当じゃないし…違う仕事あるし…。

酪農の未来を相談する相手が近くにいる場合、それはとてもラッキーなんです。
そして、経営コンサルを名乗る人は「純粋に酪農のため」に力を注いでいる人なのは間違いありません。
なぜなら、意味もなくこの仕事を選ぶには大変すぎるから。言わずともわかりますよね。

〇酪農の経営コンサルに「牛コンサル」がいます。
noteやTwitter、YouTubeでも日々発信していますので、検索&視聴してみてはいかがでしょう?

必ず有意義な情報が得られると思いますよ!!!
そう、すべては牛のために!