(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表 中野です。

仕事の職人とはどういった人でしょうか?というお話しです

最近、よく聞く「好きなことで生きていく」という仕事、今流行っていますよね。でも、実際「働く」ということは生活するということ。「生活する」ということは「お金を稼ぐ」ということですよね。

僕も含めた世の中の人は、できれば好きなことを仕事にして生きていきたいと思っていると思います。僕ももちろんそうです。ただし、それはお金を稼ぐということとは必ずしもリンクするとは限りません。
「好きなことで生きていく」これでお金を稼ぐことができる人は、僕は偶然の結果だと思っています。それは決してたまたまうまくいっているという話しではなく、たまたま「やりたいこと」×「時代・環境」がマッチングしているという意味です。

今、YouTuberが人気を博しています。たまたま、「バラエティが好きな人」「エンタメが好きな人」がYouTubeというツールに出会ったことで起きた科学反応なのです。これがちょっと前、20年前ならどうでしょうか?彼らはただのプーになっていたことでしょう。これらはある意味「偶然」といえます(もちろん彼らは人並み以上の努力をされています)。

では、酪農家さんはどうでしょうか?地道に草地更新をして「牧草の品質を向上」させたり、「血統改良」に10年以上を費やしたり、「牛カウコンフォート」を向上させ、乳量を伸ばし収入を増やすことができた方もいると思います。
僕も酪農家さんをサポートするにあたり、酪農家さんが苦手で僕も決して得意ではない「経営」を学び、それを今の仕事に活かしています。
これらの仕事はそうなるであろうことを狙った結果の「必然」といえます。

世間一般では、何でもその「希少性」が重視される傾向にあります。「偶然」と「必然」比率でいえば、明らかに「偶然」の方が数が少ないでしょう・・
そして、世間でも「偶然」の方が評価されることの方が多いでしょう。また、そちらの方が収入が多いことも容易に想像ができます。
ただ、果たしてそれが本当に!本当に!?「カッコイイ」と言えるでしょうか?
僕は「必然」の方に漢の魅力を感じてしまいます・・
それが、いつかなりたい「仕事職人」ではないでしょうか?

あなたの経営の参考になれば・・