(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表 中野です。

終身雇用がなくなると途中で解雇される可能性があるの?という方がたまにいらっしゃいます。がそれはありません。終身雇用とは「定年まで雇うことを前提とした雇い方」のことで、あくまで方法論で制度ではないんですね。

経団連の会長さんの発言に続き、先日トヨタの発言とそれに続けとばかり様々な会社が発言している「終身雇用」の継続は不可。あくまで、定年まで1社で働くということは厳しいんじゃないの?これからは外部からも優秀な人材を導入して行きますよ!という意味と僕は捉えています。なので、実際まだまだ経営者側を悩ます「解雇規制」はしばらく続くこととなると思います。
解雇規制がある限り、経営者側は従業員に対し一方的に解雇できません。よって、今までの雇用と大きくは変わらないと考えています。

ただ、この「終身雇用が終わる」という発言はあらゆる業界に飛び火してその業界ごとのシステムを変えていくこととなりそうです。例えば、「銀行」メガバンクをはじめとする銀行業界は今コストカットに大きく乗り出すそうです。それは、窓口の撤廃。今、わざわざ窓口に行って手続きをするのは老人しかいません。ほとんどの人はATMもしくはネットバンクです。その方が手数料が安く手続きもスムーズだからです。(ネットバンクは非常に便利です。コンビニからでも引落し可能)この流れの中で支店を減らして、人員整理をしていくようです。
ATMも維持コストが高いので少しずつ撤廃していく予定だそうですよ。

このように単純作業や単純労働は全てロボットやシステム構築にされていくと思います。それは、酪農業界も同じです。その流れにのった方がもっと効率よく生産性を上げられることでしょう。

あなたの経営の参考になれば・・・