(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表 中野です。

コンサル先の牧場がいよいよ稼働して、定期的に牛の様子を観察しております。まだまだ牛も人も慣れておりませんがとりあえずは大きな事故もなく順調にいっているようです。

新しい事や初めてのことをやろうとする時は誰でも不安と期待で頭が一杯になります。それが何億をものお金をかけて新築牛舎を建築するとなるとその重圧は想像を絶するプレッシャーです。不安なことを考えるとキリがないほどです。
ただそれでも自分で決断し今やっと完成した結果、家族や自分が幸せになったことに本人は感激していました。今はもちろん忙しいですが、それでも前の施設より2時間も早く牛舎仕事が終わるそうですし、体力にも余裕ができて父と母は孫と遊ぶ時間ができたようです。そういったちょっとした変化すら感謝できるくらい気持ちに余裕ができたことで更に「経営」にとってプラスになることは間違いないでしょう。

決断して行動した結果、成功することもあるし失敗することもあります。0か100ではなく30点なのか…60点なのか…といった感じでしょうか。
最近仕事の関係上、本当に若い方と話す機会が増えています。
彼らの話しは本当に刺激的で興味をそそられます。
今回お会いした彼は「きょうりょうファーム」というTwitterネームで日本1周をしながら酪農家さんを視察している方でした。彼は2年間務めていた農協を辞め、将来「酪農家」になりたいため、10月から岩手の牧場で働くそうです。それまで時間があるので今は日本一周をしているそうです。8〜9月頃にはヨーロッパのスイスで牧場実習(チーズの本場:チーズフォンデュ・・・)をしたり日本ではワイン農園での実習をしたりするそうです。更に将来は経営者になるためと考えて色々な行動を起こしていることを語ってくれました。

「新しい牛舎を作った経営者」も「これから就農すると決めて行動している彼」も共通点は「行動」しているということです。もう「行動」している、もしくはその「準備」をしているので話しをしていても説得力があります。

そして、この「行動」しているとその結果が本人には見えてくると思います。
偉そうなことを言って申し訳ありませんが、本当にこの世の中「行動」した者勝ちなんだと思います。「行動」すれば今見えない世界が絶対見えます。自分にしかそれは見えません。
誰でも初めて「行動」するのは怖いものです。
でも、「行動」しなければ何も解決しないことも世の中多いこと多いこと。
その「行動」のスピードも早ければ早ければ良いと僕は思っています。
なぜなら、絶対「失敗」するからです。そこからまた修正してまた失敗して何度も何度も失敗して最後に「成功」すれば、それは「成功」と評価されます。
まー、そんなもんです。

ぜひ、そのまだ知らない世界へ「行動」することを願って・・・