(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表 中野です。

今まで自分がしていた仕事が機械に奪われてしまうという恐怖感を持っている方も多くいらっしゃると思います。経営者である僕たちは今後「ヒト」と「機械」どちらに投資したら良いのか?悩むと思います。そんな時に読んで欲しい話し。

ヒトは個性というものがあるため、どんな仕事でも好き嫌いの他に得意・不得意というのものがあります。そう分析していくと「ヒトが得意なこと」「機械が得意なこと」に分けて考えるとより分かりやすく分析できる事に気づきます。
機械が得意なこととはなんでしょうか?機械は疲れません。飽きません。なので、同じ作業をとことん続けられるというメリットがあります。ずーっと観察するような発情観察や1日中動く除糞作業などがそれに当たります。最近では搾乳ロボットで搾乳した方がヒトが搾乳するよりも乳房炎になりづらいなんてことも言われています。

一方「ヒトが得意なこと」はなんでしょうか?牛の治療や機械のトラブルなどイレギュラー案件が得意なように思います。突発的に起きた案件を効率よく解決するためにはどうしたら良いのか?ということが非常に向いています。
このように今自分たちが行なっている作業を「ヒトが得意なこと」「機械が得意なこと」に分けて考えるとどこを「機械」に任せると良いのか?というの判断材料になります。得意なことを任せるのでそこに感情というものも排除してより合理的に考えることができます。

将来はこの「機械が得意なこと」がますます増えてくると思われます。どの分野のどの辺まで進むのか?までは分かりません。そうなってきた時も「得意なこと」を再配置していくという考えがどうやら経営者の判断材料になっていきそうです。
またこの考えは社員の個人個人にも当てはまることだと思います。その社員が得意なことが上手く組み合わせることができれば、より合理化できるということです。雇用している経営者の方は無意識に実際にやられていると思います。

あなたの経営の参考になれば・・・