(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 中野です。

BATHとは
B 百度(バイドゥ)
A 阿里巴巴集団(アリババ)
T 騰訊(テンセント)
H 華為技術(ファーウェイ)である。
それぞれの事業内容やトピックを説明します。

B 百度バイドゥは「検索エンジン」の会社。Google検索と同じで実は検索エンジン市場では世界シェア2位。中国国内ではほぼ独占状態である。その理由として、中国人のニーズに合わせた検索結果を提供しているからと言われている。検索サービスを通じて、宣伝広告媒体として様々なサービスを作っている。
いずれにしろ中国共産党の検閲がガチガチにかかっている事は確か!とサイトの注釈にはあります。

A 阿里巴巴集団(アリババ)は中国のAmazonと言われるECサイト(通販サイト)の会社。やはり、アリババもAmazonに次ぐ世界シェアを持っているとのこと。「アリペイ」とか聞いたことがある人もいるのでは?その中国14億人の通販サイトの総取引金額はものすごく、アリババが「独身の日」に行った巨大セールでは1日で2.8兆円もの売り上げがあったそうです。これは日本の楽天の年間4兆円と比較すると如何に高額かわかると思います。アリババグループ全体の取引金額はもはやAmazonを抜いているとも言われています。

T 騰訊(テンセント)ゲーム会社です。今eスポーツなどの人気は爆発的でその市場も相当なものになっています。そういった状況にありながらコミニケーションのプラットフォームを提供しているそうです。わかりやすくいうとLINEやfacebookのようなものです。このテンセントもやはり中国の14億人という市場の規模の多さが経営に影響しているといえそうです。

H 華為技術(ファーウェイ)携帯電話やタブレットを製造・販売する会社。先日、アメリカでスパイ容疑をかけられ聞いたことがある人も多いと思います。実は日本でもかなりの数のスマホが販売されています。何を隠そう世界シェアNo.1はこのファーウェイです。その次がサムスンでその次にAppleと言われています。そうしたシェアの中でアメリカでもどんどん拡大しているそうで、そのことを脅威に感じたアメリカ側が楔をうったという見方が一般的と言われています。

このように中国のBATHも中国共産党という国のバックアップを背景にどんどん力をつけ、それがアメリカと肩を並べるくらいにまで成長しています。国内市場だけでも他の国の5〜6個分という市場。その中で成長し、その後世界シェアをどんどん広げていくという戦略のようです。
ただ、その製品の信用性・技術が疑う方もいるかもしれませんが、その技術力も相当のものです。なぜなら、これだけの利益をだしているので優秀な人材の確保がしやすいという利点が大きいからです。
「ファーウェイ」が新卒の初任給に3000万を出す!というのは有名な話しですね。

あなたの身近にBATHがくるのは明日かもしれません・・・